ゆらり ゆらり 2012-11-29

唇の柔らかさに
優しさを溶かしたような
そんな口づけを繰り返した後は

こんなに淋しさ堆積して
もっと もっと もっと と
会えない間の分まで・・・
求めるように・・・

困った

困った

思考の隅々まで
壊れそうなほどの愛しさに

手が震えて
心臓が高鳴り
同時に喪失の恐怖感

それは
まるで 初めての恋のような

まだ

乗り越えるべき事がたくさんある
ゆっくりとでも 少し苦しくても
乗り越えていかなくてはならない事がある

この愛しさは
有限の時間がもたらす 淋しさでもあり
また 儚さでもある

そして 無くなる事の無い永遠の喪失感
生きている限り 消費していく この時間

この中でどれだけの事を出来るだろう
君と二人でどれだけ笑えるだろう

だから夜も眠れない
君で一杯になった世界で

ゆらり ゆらり 漂っていたいからさ

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