置き去りにして 2011-11-26
君との時間を
置き去りにして
この場所から去ったのは
あまりに
星が綺麗な夜の事で
狂った夜の事で
小さな望みに
手を伸ばして
笑う君が怖くて
壊れてしまいそうで
僕は逃げ出して
思いっきり
走ったんだ
星の輝く夜の中を
アスファルトに
硝子を叩きつけて
散ばった破片のような
君の言葉が
心に刺さって
あまりに痛くて
我慢出来なかったんだ
君との全てを
置き去りにして
僕は逃げてきたんだ
ごめん
僕は君だけのために
生きているわけじゃない
嘘でも
そう言って欲しいと
願う心も知っていたけれど
嘘はつけないから
君をこれ以上
受け止める事は
僕が壊れていくこと
だから
逃げ出したんだ
尖った硝子の
破片のような言葉で
毎日心を抉られる事に
僕は意味を
見つけられなかったんだ
僕の曖昧な優しさも
君の心に突き刺さって
きっと痛かっただろうにね
君も僕も
傷つけあうために
一緒にいたわけじゃないのにね
二人とも
壊れてしまったんだね
心がばらばらになって
余計に傷つけあってしまったね
だから
逃げ出したんだ
星屑がきらきら輝く
狂った夜のこと
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