月明かりの階段 2011-10-04

この階段を登れば
愛しい君にきっと会えるのだ、と
天空の世界へ
駆け上がろうとして

足を滑らせて
光の階段が消えるのも
一瞬の事で

星の砂を
握り締めて
拳を振り上げて
星の砂が拳に刺さって

チャンスなんて
なかなか無いんだ

馬鹿なことした
急がずに登ればよかった

あまりに
君に会いたくて
急ぎすぎてしまったんだ

気付けば
僕は病院のベットの上
細い管が何本も繋がれて

きっと
それが光の階段の消えた理由
そして僕がまだこの世界に
いなければいけない理由

もう少しの間
君に会えないかもしれない
けれど、そうなんだ
もう少しこの世界で
僕の心が強くなったら
きっと会えるから

また月明かりが
君のいる天空世界への
階段を示してくれるから

それまで
僕はこの世界で
揺られていよう
心が強くなるまで

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